お話の詳細
家族関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.ああああい
3ヶ月前
親に当たってしまう
数年前から家族の1人と絶縁状態になり、夕食も私だけ個室で食べるようになりました。 私は1人でいる方が気が楽なのでこれで良いと思っていましたが、たまに親と直接話す時に毎回冷たく当たってしまいます。 親との関係性は何も変わっていないし、むしろいつも色々支えてもらってる立場なのに、どうしても仲良くできません。 親の言動にいちいちイライラしたり、話しかけられても返事をするのが億劫になってしまったり、同じ話を何度も繰り返されたり、説教じみた話し方をしてきたり、今やろうと思ってたことをわざわざ指示されるとイライラしてしまいます。 ラインだったら対面よりかは普通に話せるのに… 親とはいえ自分以外の人間は全員他人だと思っているので、私が一方的に壁を作りすぎているだけなんですかね… (サークル勧誘が少し怖いと思うのもこれが原因なのか…?) でも1番嫌なのは、この歳にもなってこんな子供じみたことをしている自分です…。 普段から1人でいることが多いのに家でもほとんど1人で過ごすようになり、人との関わり方がどんどん下手になっている気がします。 だったら親ともっと関わればいいと思われるかもしれませんが、なかなかそうも行きません… 友達親子という程ではないですが、いちいちイライラしたりせずに普通に話せるようになりたいです。  
感情的ストレス
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専門家プロフィール
佐藤 真紀 さんの専門回答
18日前
「絶縁状態の家族への思いと葛藤」
#ストレス #感情的 #家族 #親子関係
こんにちは、公認心理師の佐藤真紀です。 こうしてご自分の中にある複雑な思いを、丁寧に言葉にしてくださったこと、本当にありがとうございます。 「どうしても仲良くできない」「こんな自分が嫌になる」と思いながらも、それでも何とか関係をよくしたい、というあなたの心の奥にある誠実な気持ちが、とてもよく伝わってきました。 一緒に、その思いを紐解いていけたらと思っています。
[今回の悩み]
ご家族との関係のなかで、特定の家族とは絶縁状態が続き、夕食も別々。 それ自体は気楽だと感じていたものの、親とのやり取りの中で、なぜか強くイライラしてしまい、素直に接することができない自分に自己嫌悪を感じている。 ラインでなら話せるけれど、対面では壁を作ってしまい、1人でいることに慣れる一方で、人との関係がどんどん難しくなっているように思えてつらい。 「普通に話せるようになりたい」と思っているけど、それができず苦しんでいらっしゃるのですね。
[悩みの原因・分析]
まず最初にお伝えしたいのは、「家族だからうまくいって当然」ではないということです。 むしろ、家族という一番身近な存在だからこそ、過去の蓄積された感情やすれ違いが解消されにくく、イライラや無力感として表に出てきやすいものです。 お話から感じるのは、ああああいさんがとても繊細で、人との距離感に慎重なところがあること。 誰かと深く関わるほど、自分の境界線が曖昧になることが不安だったり、心の中で何かを守ろうとしているようにも思えます。 親御さんにイライラしてしまう背景には、「親だからこうあるべき」「こうしてほしいのに」といった期待と現実のギャップ、また「わかってもらえなかった」過去の経験が、無意識に影響している可能性もあります。 そして、そんな自分を「子どもじみている」と責めてしまう優しさもまた、ああああいさんの誠実さの表れなのだと思います。
[やってみましょう!]
まず、「普通に話せるようにならなきゃ」と思いすぎず、「いまの私が取れる範囲の距離感で、心地よいやり取りを増やしていく」ことを目指すのが大切です。 ラインでやり取りできるなら、それも立派なコミュニケーション。対面でうまくいかなくても、それは“ダメ”ではなく、いまのあなたにとって“安心できる方法”なのです。 たとえば、 ラインで「今日はありがとう」「この前の話、ちょっと嬉しかった」などの短いメッセージを送る 直接の会話が苦手なときは、あえて“時間差のあるやりとり”を意識してみる イライラした時の気持ちを書き出して、「いま私はどう感じてる?」と自分に聞いてみる また、「今やろうと思ってたのに指示されると腹が立つ」という感情も、ごく自然です。 これは「自分を信じてほしい」という気持ちの裏返しでもあります。 その気持ちを無理に消すのではなく、「そう感じる私がいてもいい」と思えるようになることが、感情との上手な付き合い方につながっていきます。
カウンセリングでは、「なぜイライラしてしまうのか」「どうして素直になれないのか」といった感情の背景を丁寧に紐解きながら、親御さんとの関係を“自分らしい形”で再構築していくお手伝いができます。 特に、家族との距離感や言葉の選び方、境界線の引き方に悩む方は少なくありません。 安心できる場で、少しずつ自分の感情と向き合いながら、人と心地よい関係を築いていく力を育てていくことができます。 ああああいさんが「誰かともう少しやさしく関わりたい」と思えるその気持ちは、とても素敵な気持ちです。 どうか、その気持ちをゆっくり大切にしていきましょう。 「人とうまく関われない私」ではなく、「人と関わることに向き合おうとしている私」が、ちゃんと存在しています。 一緒に、その一歩を応援させてくださいね。