私には、お父さんがいなかった。
小学生の頃から友人の口から「お父さん」というワードが出てくると悲しくなることも少なくなかった。
孤独だと感じてしまうから、ずっと苦しかった。
複雑な気持ちで過ごすことも多くて、時には「なぜ私には父が居ないのか」と母に聞こうとも思った時期もある。
でも、怖くて聞けなかった。
というのも、母が私を産んだのは22歳の時、
もう、黒としか考えられなくなってしまった。
ずっと怖いんだ、もう。
父が居ない苦しみだって、簡単に分かち合える訳でもないから。
1回2回か、人に相談したこともある。
その時は沢山寄り添ってくれて大丈夫と言ってくれた。
でも、私はそれさえも最近信じられなくなってきてしまった、そんな自分が嫌いなんだ。
もう、本当に自分が嫌いで嫌いで仕方ない。
彼氏さえも私のせいで失おうとしている、
何もかも上手くいかない私に生きてる価値があるのかな。