ちRu２さんは仕事、友人、恋愛といった対人関係において、他人に合わせることが多く、結果として「都合の良い人になっているのではないか？」と不安を感じられているようです。都合の良い人にはならず、相手と対等な関係を築くためには、自分を大切にすること、自分に自信を持つことが必要であると考えているのですが、具体的にどのようにしたらよいのか悩まれています。

ちRu２さんは「人に合わせていたことに最近気づいた」とのことですが、それはどういったときにそう思い、これまでのどのようなエピソードがその考えに当てはまったのでしょうか？また「都合の良い人」となってしまうことで、ちRu２さんの人間関係はどういったものになりやすかったのでしょうか？その関係でちRu２さんはどのように感じられていたのでしょうか？一般的に「都合の良い人」とは、頼みごとを断らない、本音を言わない、嫌われるのが怖い、困っている人をほっておけない、受け身になることが多い、意思決定が苦手といった特徴があります。文面からだけですが、ちRu２さんもこういった特徴が当てはまっているのかと思われます。

こういった「都合の良い人」をやめる方法としては、やはりちRu２さんのおっしゃるように、自分に自信を持つことが必要ですが、それではどうやったら自分に自信が付くのでしょうか？そこにはまず、「なぜ自信がないのか？」を考えてみる必要があり、そうしてそう思うのか、1つ1つ確認してみてはどうでしょうか？確認してみると、思い込みや昔の自分のままで結論を出していること、客観的にみるとそうとは言い切れないことなど、その考えに反することも多くでてくることがあります。そのうえで今の自分のよいところ（それは「都合の良い人」になることの良い部分も含めて）を洗い出してみてはいかがでしょうか？ また、自分の責任を意識して行動といった方法もあります。食べるもの、遊びに行くところ、やりたかったことなど自分で決めて、自分で行動すると、そこには自分の責任が生じます。おいしそうと思ったものがおいしくなかった、楽しそうと思ったことが楽しくなかったなど、やってみたら思っていたものではなく、がっかりすることがあります。それでも「自分で決めた」と思えることは自己責任の意識を高めますし、自分で決めたことでたとえ失敗してもその後回復できることが自分の責任意識となり、自信となることもあります。 「都合の良い人」になりやすい方は、得てしてやさしさや思いやりにあふれた方が多いのですが、そういった長所を長所として受け止められていないようです。ちRu２さんも、きっと周りの方を大切に思われていることと思います。まずはそういった自分の長所をほめてあげていただきたいと思います。

カウンセリングでは、自分についての認識をいろいろな角度で振り返ることで、自分について新たな発見ができることが多く、またカウンセラーからのフィードバックによって自分で自分を認められるといった体験が生じることもあります。特に、一人で考えるとネガティブな面ばかり出てきてしまう、自分について話すことに抵抗があり、今まであまり自分について話してこなかったという方には、カウンセリングをおすすめします。カウンセリングでは、基本としてその方を否定することはありません。ご自分の思ったことを自由に話すことができ、「こんなことを言ってもいいのか？」「嫌われるのでは？」と思われることでも自由にお話することで、ありのままの自分自身を知ることができます。ちRu2さんも必要であると思われた際にはぜひカウンセリングをご利用ください。