お話の詳細
対人関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.がちゃ子
10ヶ月前
自分が分からない
自分が何をしたいのか、何をしてるとが楽しいのか全く分かりません。 というのも、時と場合によって自分が見てる景色、感じるもの全て違います。 その日の自分がいいと思ったものが次の日の自分はおかしいと思うくらい価値観が変わります。 これは普通なのでしょうか… 周りから見えてる自分は一定らしく「明るい」や「ポジティブ」と言われます。 誰かのためなら明るくもポジティブも頑張ることは出来るのですが、1人になった時の反動がすごく勝手に涙が出てきます。 今まで、考え過ぎだとかそんな悩んでるように見えないと言われてきたので、自分がどれほど辛いのかすら分かりません。 自分のことが分かるようになるにはどうしたら良いのでしょうか。
パニックストレスコンプレックス不安
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専門家プロフィール
鯨井 薫 さんの専門回答
9ヶ月前
自分ってどんな人間なんだろう?
#自分 #価値観 #ひとり
がちゃ子さん、こんにちは。臨床心理士・公認心理師の鯨井と申します。 「自分」って、同じ時間をともにしている一番身近な存在のはずで、一番わからないものでもありますよね。 がちゃ子さんの「自分がわからない」という気持ちについて、少しお話をできればと思います。 文面からだけでは、理解できていない部分もあるかと思いますが、何卒よろしくお願いします。
[今回の悩み]
がちゃ子さんは周りの方から見ると、「明るい」「ポジティブ」な人で、常に一定しているようですが、実際には時と場合によって同じものを見ても感じることが全く異なり、一定ではないのですね。自分の考えや価値観がコロコロ変わっている自分に戸惑いを感じているようです。また、誰かのためなら頑張れるけど、自分のこととなるとなぜか力が湧いてこない、一人の時にはほかのだれかといるときとの反動から涙が出てくることもある。でも、この自分のつらさって、世の中的にはどのくらいのものなのか?本当の自分ってどんな人間なのか?自分のなかでの考えの変化、他の人がいるときといないときの自分のギャップから、「そもそも自分って」という疑問をかんじているのですね。
[悩みの原因・分析]
「自分とは?」という問いは人間の古来からのテーマであり、たくさんの人がこれまでに何度も考えてきた疑問の一つです。これまで様々な哲学者や心理学者などが定義をしています。しかし、「定義ができないのが自分という存在」という考えもあり、「結局自分ってよくわからない」という結論のままになっていることがほとんどです。また、自分を玉ねぎに例え、「玉ねぎの皮を剝くように、自分の一部分をひとつづつ剥いでいくと、最後に本当の自分が出てくるかと思いきや、何もなくなっている、それが自分」という考えもあります。また、ジョハリの窓では、自分について「自分も他人も知っている自分」「自分は知っているけど他人は知らない自分」「自分は知らないけど他人は知っている自分」「自分も他人も知らない自分」からなるとしています。 「自分」というテーマにはいろいろな考えがあり、そのどれもが当てはまるけど、何か一つがぴったりくるというわけではないようです。
[やってみましょう!]
自分を知る方法として、「Who am I?」テストがあります。これは、「私は誰?」という質問に対して「私は~です」と20個回答し、それを見返すことで自分のことをどのような人間であると考えているのかを知ることができるというものです。ポジティブなものもあればネガティブなものがあったり、さきほどお話ししたジョハリの窓の4つの領域のどこに当てはまるのか考えてみても興味深いと思います。また時間をおいて再度このテストを行ってみることで、変わっている部分と変わらない部分が出てきたり、以前の自分にあって今はない文章や新しい自分についての文章が加わることもあります。両者を比較することで、自分の変化を知り、過去の自分も今の自分もどちらも同じ自分であることが実感できると思います。
カウンセラーのロジャーズは「自分とはこうゆう人間である」という自己概念と実際にその人が日々経験していることとの間にズレが生じると、「自分を失うかもしれない」という脅威を感じ、このズレを他人から見えないようにする、自分も見ないようにするといったかたちで自分を守ろうとすると言っています。しかし、こうした状態は非常にアンバランスであり、本人にとっては非常にストレスフルになりまず。反対にこのズレの部分を小さくし、自己概念と経験が一致している部分を大きくすることで「あるがままの自分」に近づくことができるとされています。カウンセリングでは、自己概念や実際に生じているずれや一致している部分を明らかにしていく中で、自分の思うあるがままの自分に近づいていくことができるよう一緒に検討していきます。がちゃ子さんが必要と思われた際には、ぜひカウンセリングをご利用いただけたらと思います。お待ちしております。
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タビュー
1ヶ月前
がちゃ子さん、こんにちは ・感情や性格が毎日大幅に違う自分に困惑する ・他人のためなら積極的なのに自分のことには無頓着 ・周囲からは『ポジティブで明るいね』と言われるが、自分ではそうは思わない 以上3点には何十年も悩んできたので、「同じような人がいるんだ」と感動してコメントしました。 自分の場合、カウンセリングや認知行動療法を受けることで、原因は「人の目を気にする性格」と「完璧主義」にあると気付いたので、「明日はどうであれ『今』自分がやりたいと思う選択をすればOK」というルールで動くことにしました。 かなり難しいことですが、今は、少し疲れているときに他人を無理して助けないよう心がけたり、人とのコミュニケーションで不快感を覚えたらそれを表に出す練習をしたりしています。 「いつもニコニコしている優しい人」ではなく「自分にも他人にも正直な人」になることが目標です。 がちゃ子さんのご事情は、文章だけでは図りかねますが、認知行動療法などの専門的なサポートを受けてみるのもオススメです。「自分の知らない自分」や「本当はこうしたい」という感覚が見えてくることがあるかもしれません 心療内科やカウンセリングなどのメンタルに関わる治療は、相性の面もかなり大きいので、時間はかかりますが色々な場所で色々な方法を試してみてください ちなみに自分は今の治療に辿り着くまでに、精神科を7件、カウンセリングは10件以上回ってきました。気が遠くなるかもしれませんが、ご自身が行動することで周りの人も助かる面があると思います。 他人の助けになるためには、自分に余裕がないと共倒れになってしまうので、まずはご自身がどうされたいかを(毎日コロコロ変わっても良いので)大切にされてくださいね 応援しています!
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なななあな
1ヶ月前
がちゃ子さんのお気持ち、良くわかります。