さえまるさんは、現在２５歳で就職先が４社目。現在は休職中で、復職後の仕事に不安があり、退職して転職されることを考えているのですね。しかし、次の転職先が見つからないような気がしたり、新卒で就職した人が楽しそうに働いている様子に悲しい気持ちになったりされています。

まずはこれまでのお仕事ですが、１社目は不安障害の診断があり退職されたそうですが、このときにはどういった症状がみられたのでしょうか？今現在は適応障害の診断ですが、同じような症状があったのでしょうか？休職されて、症状は落ち着いていますか？休めていない、眠れないとのお話もあるので、あまり症状は落ち着いていないのかと思われます。体調や精神面でバランスが崩れているときには、まずは休養です。今後のことはいったん置いて、ゆっくりと休みましょう。そして、ある程度回復をしてから今後について検討されるのがよいかと思います。 また、現在の仕事はやりたい仕事ではなく、なんのために働いているのかわからないことに加えて、上司からのパワハラを受けられたとのことです。かなりお辛い状況だったこととお察しします。復職後の不安や転職を考えらえるお気持ちは当然ですし、無理して戻ることで帰って体調を崩されるのではないかと心配です。

適応障害の診断をされているということなので、主治医の先生がいらっしゃるのかと思われます。現在のご様子を先生にお伝えし、できるだけ休職をして復職のことや今後の仕事のことは回復を待って検討されるのが良いと思います。仕事について検討するタイミングとしては、睡眠状態が良い（寝つきや寝起きが良い、熟眠感がある）、生活のリズムが整っている、なにかしら楽しめるものがある、日常生活（炊事や掃除、洗濯、片付けなど）がある程度こなせる、体力の回復などが整った状態にされる方が多いです。さえまるさんは「社会人３年目で５社目」という文章にあるように、短期間で複数回の転職をされていることが転職活動のひっかかりになっているようですが、これはもしかしたら経験の豊富さや働くことへの意欲、フットワークの軽さといった長所なのかもしれません。また、現在は「やりたい仕事じゃない」ということがはっきりしているようなので、これも今後の転職活動の指標となりそうですね。反対に「やりたい仕事」もここからでてくるかもしれません。現在は地域サポートステーション（サポステ）など、若い方向けの就職相談機関もあるので、落ち着いたころに一度相談に行かれてもよいかと思います。

周囲の方を見て、落ち込むこともあるかと思いますが、さえまるさんの今までのご経験は決して無駄ではありません。転職には、新しい環境や業務に踏み出す勇気、行動力が必要とされます。さえまるさんは休むことなく、これまで活動されてきました。仕事やご自身の能力や気持ちだけではどうにもできないことがあり、環境や人間関係、仕事の量などむしろ自分でコントロールできないことばかりです。そういった中で、やりたい仕事がなく上司からパワハラを受けることがあれば、からだもこころも疲弊してしまいます。今一度、ゆっくりご自愛ください。そして、これからについて考えるときには、おひとりで悩まず、相談機関のご利用などもご検討ください。必要な際にはカウンセリングをご活用していただければと思います。