・高校入学後、授業中の居眠りが増えてしまった ・病院では睡眠不足と診断されたが、勉強時間確保ややる気の面で生活習慣を改善できなかった ・授業中に寝てしまい、先生からいじられたり、友人から失望されたように感じる ・休み時間にも悪口を言われ、勉強に集中できなくなった ・「生活習慣を直せない自分は無能なのか」と自己否定してしまっている

メソポタミアさん。 まず、「生活習慣を直せない＝無能」ということは絶対にありません。 生活習慣の改善は、単なる気合や努力だけでできるものではなく、体のリズムや脳の働き、心の状態が深く関わります。 授業中に眠くなる背景には、単純な睡眠不足だけでなく、精神的な疲れ・緊張・学校生活のストレスも影響していることがあります。 また、周囲の視線や言葉によって「自分はダメだ」という気持ちが強まり、そのストレスでさらに集中力ややる気が下がる…という悪循環が起きやすくなったりもします。

①小さな改善から始める 　いきなり生活を完璧に変えようとせず、「寝る時間を10分だけ早める」「寝る前のスマホ時間を5分減らす」など、ほんの小さな一歩から始めてみませんか？ ②休憩と勉強のメリハリをつける 　「勉強30分＋休憩5分」など短時間集中型にすると、脳の負担が減ります。 疲れ方も気持ちの消耗の度合いも、少し軽くなったりしますよ。 ③日中の眠気対策 　朝の光を浴びる、軽くストレッチをする、昼休みに5〜10分の仮眠をとるなどで、体内時計が整いやすくなります。 また、軽く日光を浴びると気持ちを安定させるホルモンも出るので、気持ちが和らげるのに効果的なんです。 ④気持ちを軽くする居場所を確保する 　学校以外でも、自分の話を受け止めてくれる人（家族・信頼できる大人・カウンセラー）がいることで、心の負担は軽くなります。 ⑤周囲の言葉の受け止め方を変える練習 　悪口やからかいは、相手の価値観や状況によるものであって、あなたの価値そのものを決めるものではありません。 これは少しずつ練習が必要ですが、「言われた＝真実ではない」と距離を置く考え方を身につけることができていくようになります。

カウンセリングでは、授業中の眠気の背景やストレスの正体を一緒に整理し、生活リズムを現実的に整える方法を考えていけます。 また、自己否定の感情を和らげ、「無能だからダメ」という思い込みを手放していくサポートもできます。 あなたが少しずつ「できること」に気づけるようになれば、学校生活の見え方や気持ちの持ち方も変わっていくお手伝いができるかもしれません。 メソポタミアさん、応援しています。 どうか、自分を追い詰めないで。 メソポタミアさんの心が軽くなることを、願っています。