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自由
gonyk9317
8ヶ月前
欠点のない人はいない。誰もがそう思っているのにも関わらず、人は自らの欠点、他者の欠点を見つけては指摘し、直そうとする。直らない欠点の方が多いのに。 もっとそいつを愛せたら、仲良くなれたらどんなにいいだろう。この思考はもしかしたら甘えと言われてしまうかもしれない。ミスが許されない時代。完璧さを求めすぎる時代の中にいる自分たち。少しずつ窮屈になっていきている。「あるべき姿」を定められている。性別、年齢、肩書き。少しくらいはみ出している方がカッコ良くて面白い。それなのにいつもどこかで「あるべき姿」のテンプレート、フリー素材で見る写真のような姿にならなければいけないと洗脳され、言われ続けているという錯覚に陥る。視界が狭まっていく。 理想というものを勝手にインストールされている。テンプレートの理想に向かって走っていく。横を見ればもっともっと広がっているはずなのに。理想をもっと広げたい。細かいオプションを集約して大きな理想を作りたい。現状そのものを理想にしたって構わない。それなのに欠点を炙り出し、テンプレートの理想へと修正される。社会によって修正される。そんなテンプレートの完璧な理想など存在するかどうかも分からないのに。「かっこよくなりたい」「可愛くなりたい」「良い家に住みたい」「結婚して子供を作りたい」それが一塊にされる。理想。そんなものなくたっていい。自然の成り行きに任せたい。社会は許さない。そして死んでいく。「こんなはずじゃなかった」と言いながら。 「後悔のない人生を生きよう」という常套句。後悔のない人生なんてあるわけがない。やることなすこと全てに金がかかる。時間もかかる。でも後悔はしないように。とても無理な話。いつだって不安。安らぎを求めるために不安になる。すぐそこにあるはずなのに不安になる。いつも先のことを考える。上手く伝えられない。これも欠点。こうしてすぐ欠点を見つけていく穴。穴。欠点として現れる。そんなはずもないのに。欠点だとしても悪いわけではないのに。 もっと愛して、もっと可愛がってやりたい。嘘をついて別の友達と遊びに行っているような罪悪感。君はそこにいてよくて、自分の思うままに遊んで暮らしたら良い。悪さだってたまにするくらいなら大丈夫。僕がそばにいて一緒に笑ってやるから。と自らの欠点達に伝えたい。曝け出して、個性を剥き出しにして歩いていけばいい。そしたらきっと未来は明るくなる。楽しくなる。くだらない議論などなくなる。答えを求めるスパチャも要らない。思うままに、感じるままに生きていく。そんな理想。 現実に引き戻される。テンプレートとオリジナルのギャップに絶望し、落胆する。そんなはずは無い。とまた自分オリジナル思想が顔を出す。その繰り返し。グルグル回る。少し疲れた。考えるのをやめて散歩に出ればいい。自由に。肩を揺らしながら。まずはそこから。
欠点
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rurihosaki
8ヶ月前
お気持ちわかります。おっしゃる通りです。散歩は最高です。^_^