拒否されるのが当たり前だった頃
前回の小学生の頃の話に続き今度は中学生の頃の話をしよう
中学ではいじめにはあった記憶はないけれどあらゆる人達から拒否されていたことは今でもしっかり覚えている。
兄の真似で入ったテニス部、真似なのでテニス自体には大して興味もなく習い事感覚だった。あとは小学生からの同級生も数人いたので入部するのに深くは考えなかった。
平日休日合わせて週5の練習、全く習い事どころじゃない。
部活に力を入れている学校だけあってか試合でもそこそこ実績もあったりして中学の頃はひたすら部活のテニスばっかりだった印象だ。
ただ元々興味がないので今でも正直テニスのことなんてよく知らない。
私が当時できたことはとにかくサボらず練習に行くことと我慢することだけだった。
頭からスポーツ向きじゃなかったようでなかなか上達もできず舐められ、先輩からも良く思われず、同級生からも煙たがられるようになった。
ダブルスだったけれど奇数だったので私はあまりの1人になったり、
やっとペアができても「他の子とやりたい」と言われ、やる気がなさそうだった。
もちろん私が無理矢理ペアを組ませたわけじゃない、言われたことをやっているだけなのだけど。
その子が練習に来てくれなくなり、また1人。
その場合は他のペアの人達に練習に混ぜてもらうしかないのだが当然ウェルカムではない。みんなの態度はあからさまだった。
「あなたとは練習したくない」
はっきりそう言われ、子分のように傍にいた同級生までなぜか同意して頷いている(君、関係ないよね?)
それは今後も忘れることはないだろう。
それでも練習に割り込んだ私が悪いことになる、多数派に迷惑な子というレッテルを貼られた。
でも否定できなかった、なぜなら私にはいいところなんて1つもなかったからだ。
勉強もできず、スポーツ(部活)もダメ、顔もかわいくない、不器用。
あと地味で暗かったから近寄り難かったのもあるだろう。(多分男子達からも気味悪がられていた)
今思えば楽しくも好きでもないテニスをよくそんな想いをしてまでがんばれたと思う。
今だったら速攻辞めている、そんな人達に囲まれてやりたくもないことに時間を取られるなんてまっぴら御免だ。
当時の自分に声をかけてあげたい。
「がんばらなくていい、今すぐ辞めな」
そんなわけで小学生の頃より中学生の時は特にいい思い出はない。
ただその代わり、高校では環境が自分に合っていたのか穏やかに過ごすことができた。学生時代で1番楽しかったのは高校の時だろう。
大人になった今、はっきりわかっていることは小学生と中学生ではほとんど友達がいないけれど、高校ではたくさん友達ができた、ということ。
私はこれから30を迎える、小、中学生時代のこの経験は良くも悪くも今の私を作ったほんのきっかけだ。