19歳の時に自死した彼氏のことを
10数年経った今でも思い出す
彼とはずっと仲も良かった
亡くなる1週間前にも遊びに行って
次会う約束もしていたのに
予約してたエヴァ 破のBlu-rayも
家で観る約束もしていたのに
彼は発売日の翌日に死んでしまった
何の言葉も遺さず
わたしがプレゼントした服を着て逝った
ただ亡くなる前日(正確には数時間前)
わたしに電話を掛けて来ていた
バイト中で出られなかった電話
終わって掛け直したら良いかって
結局その日に限って掛け直すのを
忘れてしまった
一体何を伝えようとしてたの?
答えは知ることが出来ないまま
もしもSOSの言葉だったら…
わたしが掛け直さなかったから
彼は死んでしまった…?
彼が亡くなった連絡が来たのは2日後
彼の弟からだった
葬儀への参列も提案してくれたのに
わたしは弱虫だから行かなかった
行けなかった死に顔を見たくなかった
だから今でもどこかで生きてるかもって
錯覚しちゃうのかもしれない
年上だった彼よりもとうの昔に年上になった
昔みたいにわたしも彼のところに逝かせてと
取り乱すことは無くなったけどいまだに
拭うことの出来ない胸の中でのひっかかり
あのとき
一緒に逝けてたらよかった
今日もそんなことを考えながら
酒と薬に夜の友になってもらいます