身体が弱くて病気がちな母を心配してわたしの心が疲れてる。どうして母ばかりこんな目にと、自分のただただ健康なだけの身体が憎い。
どんくさくて視野が狭くて気付きが悪くて要領も悪くて段取りが上手く組めなくて感情のコントロールも未熟で曖昧で社会に馴染めなくて、母の代わりに母より効率悪く家事をやる自分の不出来が憎い。
どうして母ばかり。せめて母がこれ以上つらい思いをしないように、今後は健やかに長生きできるよう祈るしかできない自分の無力が憎い。
母は運が悪かったと言ってたけど、運が悪かったでは済まない災難に遭ってて。
命に直接関わるようなあからさまに危険なものではないけど、どうして母ばかり。どうしてわたしではなく母が苦しむんだ。