夏型季節性うつ(Summer-type SAD)
夏型季節性うつ(Summer-type SAD)
2025. 6. 19

こんにちは、マインドカフェです!

「夏なのに、なんだか気分が落ち込む」

「晴れているはずなのに、心の中はずっと曇り空――」

そんな日が続いていませんか?

夏なのに気分が沈んでしまうのは、**「夏型季節性うつ(Summer-type SAD)」**のサインかもしれません。


1. 冬だけじゃない「季節性うつ」

季節性うつといえば、冬に日照時間が減ることで起こるものが

よく知られていますが、実は夏に症状が出るタイプもあるんです。

「なぜか寝つけない」

「食欲がわかない」

「理由のない不安やイライラが続く」

こうした不調が、毎年夏に繰り返されているなら、

それはあなたの心が出しているSOSかもしれません。


2. 夏型SADのサインとは?

夏型SADは、次のような症状が特徴です:

  • 寝つきが悪く、眠っても浅い
  • 食欲が落ちて、体力も落ち気味
  • 理由のない不安感が続く
  • 些細なことでイライラしてしまう

「暑さのせい」と思って見過ごされがちですが、

体の変化に心もついていけなくなっている状態です。


3. 小さな工夫で、心にやさしく

夏型SADに対しては、次のような対処が効果的です:

  • 睡眠時間をできるだけ一定に保つこと
  • 冷房の効きすぎに注意し、ストレスにならない温度管理
  • おでこや首筋を冷やして、脳の温度をやさしく下げる工夫

また、日中の予定を詰めすぎず、

「休む時間」も予定に入れることが、心のゆとりにつながります。


4. 「夏を楽しめない自分」も、責めないで

周りが楽しそうに見える季節だからこそ、

「自分だけ取り残されたような気持ち」になることもあります。

でも、心の季節は、人それぞれ違っていて当然。

「夏が苦手な自分」も、大切にしてあげていいんです。


5. 心が疲れたら、「マインドカフェ」でひと息を

マインドカフェは、

ちょっとしたモヤモヤや、不安な気持ちを

そっと言葉にできるメンタルケアアプリです。

「なんだかつらい」「理由はないけど、気分が重い」

そんな日も、ここでひと息ついてみてください。

どんな季節でも、心にやさしく寄り添えるあなたでいられますように。

参考文献:

・厚生労働省「こころの健康について」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189693.html

※このコラムは、一般的なメンタルヘルスに関する情報提供を目的としたものであり、診断や治療を目的としたものではありません。

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